ウォンテッドNM、Garbage Gel(ガーベジジェル)から手に入る格闘武器「峨嵋刺改」(がびし・かい)が Rank:15 になりました。
オデシー 1回で鱗 316個と自己最多記録を更新するなどして、意外と早い完成です。
「峨嵋刺改」は Rank:15 にすると、トップクラスに並ぶほどの高性能な格闘武器になります。
▼高いダメージ性能
「峨嵋刺改」を Rank:15 にすると、D+ は 177 とかなり高い値になります。
これは、モヤ付き「グランツファウスト」や、モヤ付き「ウルスラグナ」を超える値です。
格闘のダメージは格闘スキルの影響も大きく、「峨嵋刺改」には1撃のダメージを引き上げる追加性能がないので、実際のダメージは少し減ると思いますが、それでも RMEA 武器と並ぶくらいのダメージ性能があります。
参考に、RMEA や他の最終武器と「峨嵋刺改」で D/隔を計算してみると、次のようになります。
武器 | D/隔 | D/隔 (スキル反映) | 備考 |
カマッパンス+1 | 2.06 | 3.05 | STR+20 タムルトの箱 |
ウルスラグナ IL119+ | 1.95 | 2.94 | STR+50 ミシック モヤ付き |
カランビット | 1.88 | 2.69 | STR+20 攻+30 アンバスケード武器 第5段階 |
チャスタイザー | 1.64 | 2.51 | STR+20 攻+33 Urmahlullu からドロップ,パルスアームズ |
サギッタ Rank:25 シュコアトル Rank:25 | 1.69 | 2.35 | ジョブマスター武器 Su5 |
スファライ IL119+ | 1.57 | 2.26 | 攻+60 レリック モヤ付き |
峨嵋刺改 Rank:15 | 1.46 | 2.11 | ガーベジジェルの箱 |
ゴッドハンド | 1.43 | 2.01 | イオニック |
グランツファウスト IL119+ | 1.35 | 1.98 | ミシック モヤ付き |
(スキル反映:格闘スキル+ から算出される D値を加算したもの)
▼高い命中+
「峨嵋刺改」には、ユニティランク変動する「命中+10〜20」がありますが、強化するとさらに「命中+30」が加わります。
ユニティランクが 1位の時は「命中+50」。
そこから、ランクが 1つ下がるごとに 2ずつ下がって、ランキング 6位以下だと「命中+40」です。
これ以上に高い命中+ がついている格闘武器は、命中に特化した Oboro 武器の「ンイェーペル」(命中+70)くらい。
同じくらいのものだと、
- サギッタ,シュコアトル(命中+50,Su5)
- カマッパンス(命中+40,+1 だと 命中+41)
- カランビット(命中+40,アンバスケード武器 第5段階)
と、最終武器クラスが並びます。
(なお、格闘スキル+ と DEX+ も加えると、「峨嵋刺改」は「命中+251〜241」相当、「サギッタ」と「シュコアトル」は「命中+276」相当、「カマッパンス+1」は「命中+242」相当、「カランビット」は「命中+264」相当になります)
これだけ高い命中があれば、「インピタス」中の火力維持も楽になりそうです。
▼TP の溜まりやすさ
「ストアTP+5」で TP が溜まりやすいことに加えて、「峨嵋刺改」は隔が長めという特徴があります。
格闘武器は、マーシャルアーツの影響で、隔+ が短すぎると攻撃間隔は変わらないのに取得 TP が減ります。
通称、「TP ペナルティ」と呼ばれている現象です(「二刀流」でも起きます)。
具体的には、ジョブマスターになったモンク(マーシャルアーツ 210)がヘイスト最大の時、隔+97 以下の格闘武器で TP ペナルティが発生します。
「カマッパンス+1」(隔+79)や「ウルスラグナ」(隔+81)は、D/隔だけを見れば突出して高い性能を持ちますが、同時に TP が溜まりにくい格闘武器でもあります。
一方、「峨嵋刺改」は、「隔+121」と攻撃間隔が長めです。
これなら、ヘイスト最大のときでも、「マーシャルアーツ+7」までは TP ペナルティが発生しません。
それだけ、効率よく TP を溜めることができます。
(とはいえ、「マーケピアス」(マーシャルアーツ+10)が使いづらいことには変わりありませんが……)
さらに、「峨嵋刺改」には「トリプルアタック+3%」もついています。
TP ペナルティがない攻撃間隔でマルチアタックが出るので、TPの溜まりやすさは飛び抜けています。
「峨嵋刺改」以上に TP が溜まりやすい格闘武器となると、「サギッタ Type:A Rank:25」「ゴッドハンド」と、アフターマス Lv3 時の「グランツファウスト」くらいで、やはり最終武器クラスのものが並びます。
▼高いクリティカルヒット+
「峨嵋刺改」を Rank:15 まで強化したときの、一番の特徴かもしれません。
Rank:15 になった「峨嵋刺改」は、格闘武器の中では最大のクリティカルヒット+ がつきます。
他のクリティカルヒット+ つきの格闘武器は、「フューリーフィスト+1」や「フレシュカーバー」くらいで、どちらも「クリティカルヒット+4%」と「峨嵋刺改 Rank:15」の半分以下です。
(「デストロイヤー」は条件付きで「クリティカルヒット+6%」になりますが、Lv73 武器なので比較対象外)
高い命中+ とあわせて、モンクのアビリティ「インピタス」との相性がとても良い武器です。
さらに、「TP:クリティカルヒット確率修正」の格闘 WS「ビクトリースマイト」や「連環六合圏」のダメージが、はね上がる可能性もあります。
▼入手のしやすさ
「峨嵋刺改」は、RMEA に並ぶほど高性能なのに、比べものにならないほど楽に手に入ります。
今でこそ「スファライ」「グランツファウスト」「ウルスラグナ」はソロでも作れるようになりましたが、それでもモヤ付きの RMEA を手に入れようとしたら半年近くかかります。
「ゴッドハンド」や「カマッパンス」は、ソロでの入手は困難です。
「サギッタ」や「シュコアトル」は競売で 1億ギル以上の値が付いている上に、ジョブマスターにしなければ装備できず、おまけに Rank:25 まで強化しなければなりません。
「カランビット」や「チャスタイザー」は、「パルスアームズの入手」という高いハードルがあります。
それに比べると、「峨嵋刺改」は 1日あれば手に入るくらいに楽です。
「峨嵋刺(改)」は、CL122 の Garbage Gel を倒せば手に入れることができます。
Garbage Gel は専用技も変なギミックもない、少し強いだけのスライム。
他のジョブでも、サポ忍で空蝉を切らさないようにすればソロ攻略できるようです。
そして、Rank:15 にするための「色褪せた鱗」も、自力で集めても 1ヶ月かからないと思います。
(「色褪せた鱗」をすべて競売で落札しようとしたら、「アレキサンドライト 3万個よりはちょっとマシ」くらいの大金が必要になりますが…… 訂正、そんなにかかりませんでした(汗) 芝鯖のいまの相場でだいたい 1600万ギルくらい。安くはないけどがんばればなんとか、くらいだと思います)
▼総評
「峨嵋刺改 Rank:15」は、突出した性能は持ってないものの「高性能にまとまっていて欠点のない格闘武器」だと思います。
格闘武器の最強は「ウルスラグナ」と言われますが、それに及ばないまでも引けを取らない高性能。
それなのに、圧倒的に手に入れやすくて、Lv99 からジョブマスターまでずっと使えます。
モンクを Lv99 にしたばかりの人が、「エミネンバグナウ」や「ンイェーペル」の次に狙うハイエンド武器としては一番じゃないでしょうか。
(からくり士は、Oboro武器の「オータス」が最強武器なので……)