2023年05月20日

格闘 プライムウェポン「ヴァルガプルニカワ」の最終段階性能を見た感想

(2023/05/25 専用 WS「マルカラ」の性能を実装後のものに変更)

2023/05/16 放送の「第66回もぎたてヴァナ・ディール」で、プライムウェポン最終段階の性能が公開されました。
それによると、格闘武器の「ヴァルガプルニカワ」は次のような性能になるようです。

ff11_20230516_prime01.png
ヴァルガプルニカワ
D+213 隔+116 STR+35 DEX+35
命中+35 魔命+35 格闘スキル+277
ガードスキル+277 魔命スキル+277
クリティカルヒット+15%
マルカラ
アフターマス(オートマトン含む):物理ダメージ上限+
オートマトン:命中+35 飛命+35 魔命+35 Lv+3
Lv99〜 モか

プライムウェポンのコンセプトは、「ダメージ値において最強」だそうです。
公開された「ヴァルガプルニカワ」の性能は D+ が大きく、格闘武器では 2番目の値。
隔+ が短くてクリティカルヒット+ があるので、通常攻撃の削り性能はかなり高いと思います。

そして、戦闘スキル+277 という、これまでになかった大きな値が目を引きます。
他の RMEA にある +269 と比べると、スキルだけで D値が +1、命中は +7 増える計算です。

イマドキの武器らしく、命中+ も高め。
格闘スキル+ と DEX+ を反映すると最終的な命中は +294 で、格闘武器では TOP 3 に入る値。
格闘はサブ武器スロットが使えなくて命中不足に悩むことが多いのですが、「ヴァルガプルニカワ」ならそんな心配はいらなくなりそうです。

からくり士にとっては、
最強武器群の格闘武器では、初めてオートマトンを固定で強化する性能がつきました。
(「乾坤圏」はアフターマスをつけるとオートマトンにも効果がありますが)

オートマトンの LV は +1 あたり、HP は +11 くらい。
ALLBP は +5 くらい。
命中など戦闘ステータスは +30 前後(防御力は +60 前後)増えるようです。

内部的に持っている性能も上がると思うので、オートマトンの性能は「サクパタフィスト」と同程度からやや強いくらいに強化されると思います。

▼専用格闘WS マルカラ

2回攻撃。TP:ダメージ修正。ヴァルガプルニカワ使用時:消費TPに応じたアフターマス発動。連携属性:炸裂、収縮、湾曲。
(実装前)2回攻撃。TP:ダメージ修正。連携属性:溶解、衝撃、分解。

プライム WS の連携属性は、同じ WS 3回で Lv3 連携が出るものになるらしいです。
「マルカラ」の場合は、次のような連携になるはずです。

「マルカラ」→ 「マルカラ」(重力) → 「マルカラ」(闇)
(実装前)「マルカラ」→ 「マルカラ」(核熱) → 「マルカラ」(光)

2023年5月24日の実装時に連携属性が変更されて、湾曲属性がつきました!
ボナンザ 1等武器の「ドラゴンファング」を使わなくても、湾曲や闇連携を出せるようになります。
残念ながら新 WS に湾曲属性はつきませんでした。
格闘 WS で闇連携が出せないのは変わらないままです。

せっかく「クリティカルヒット+15%」がついている武器なのに、「TP:クリティカルヒット確率修正」になっていないのは、いまひとつ武器性能と合っていない気がします。
むしろ、「ヴァルガプルニカワ」の性能は「ビクトリースマイト」と相性が良さそうなので、「マルカラ」→ 「アスケーテンツォルン」(光) → 「ビクトリースマイト」(光)のような連携の方がダメージは大きくなりそうです。
アフターマスのトリガーとして、または闇連携が必要なときに使う感じになるかもしれません。

▼ほかの格闘武器との比較

【それぞれの格闘武器の評価は個人の感想です】

▽基本性能で比較

 D+スキルD値 (*1)隔+隔 (*2)D/隔命中(*3)
1撃の
得TP
ヴァルガプルニカワ(最終段階)
2132772941163860.76229464
プライムフィスト1811162601163860.67421064
スファライ IL119+1822692621163860.67922664
スファライ Rank:152062692861163860.74122664
グランツファウスト IL119+1702692501263960.63122665
グランツファウスト Rank:151992692791263960.70525665
乾坤圏 IL119+144269224793040.73722656
乾坤圏 Rank:15168269248793040.81625656
ウルスラグナ IL119+158269238813510.67822660
ウルスラグナ Rank:15178269258813510.73524160
ゴッドハンド IL119+1972692771384080.67922672
ゴッドハンド Rank:152212693011384080.73825672
サギッタ Type:A Rank:252042692841213910.72627680
サクパタフィスト Rank:30185255264963660.72127967
カランビット180250258963660.70526461
カマッパンス+1 Rank:15163242241793490.69129764
ジョルトカウンタ+11812422591213910.66223164
(*1) 格闘スキル 440 に武器の格闘スキル+ を加えて算出した基本 D値に、武器の D+ を足したもの。
(*2) 素手の隔 480 に武器の隔+ を足して、マーシャルアーツ(モ 210,か 205,武器の性能)を反映したもの。
(*3) 格闘スキル 440 に武器の格闘スキル+ を加えて算出した命中に、武器の命中と DEX+ を反映したもの。

格闘スキル+:第1位
D値:第2位
D/隔:第2位(「乾坤圏」を除けば 1位)
命中:第2位

こうして並べてみると、「ヴァルガプルニカワ」の基本性能は、最強ではないもののとても高いレベルでまとまっています。
IL119 の武器は追加性能が多くて D/隔は参考程度にしかなりませんが、最終段階の「ヴァルガプルニカワ」は、残魂で Rank:15 まで強化した RMEA と同程度の武器といえそうです。

▽比較:スファライ Rank:15

D+182 隔+116 攻+60
格闘スキル+269 ガードスキル+269
魔命スキル+228 カウンター効果アップV
ファイナルヘヴン アフターグロウ
アフターマス:モクシャ+10 蹴撃+15
Lv99〜 モ

[1]D+24
[2]ファイナルヘヴン:ダメージ+20%
[3]カウンターダメージ+30%

ソロの戦闘で活躍する「スファライ」。
支援を受けて高火力を出せる「ヴァルガプルニカワ」。

プライムウェポンはレリックウェポンと似た性能になるかと思っていましたが、そんなことはありませんでした。
関連がありそうな性能は、「隔+116」という「スファライ」特有の攻撃間隔くらい。
あとは、色違いで見た目が同じというだけ。

「スファライ」は敵と正面から殴り合ってカウンターが発動するときが、最も威力を発揮します。
アフターマスの蹴撃+ で攻撃回数を増やせることも合わせて、支援が十分ではないソロや混戦で役に立つ武器です。

これに対して、「ヴァルガプルニカワ」は攻撃回数が増えずストアTP もないので、ソロでは連携が出しにくいと思います。
アフターマスの「物理ダメージ上限+」も、強力な攻撃力支援を受けた方が効果的な性能です。
命中が高いことも合わせて、CL が高い高難度のパーティ戦で活躍する武器だと思います。

設定的には関連があるかのような「スファライ」と「ヴァルガプルニカワ」ですが、活躍する場面が競合することはなさそうです。

▽比較:グランツファウスト Rank:15

D+170 隔+126 格闘スキル+269
ガードスキル+269 魔命スキル+228
集中&回避性能アップV
アスケーテンツォルン アフターグロウ
アフターマス:命中+/攻+/時々2-3回攻撃
Lv99〜 モ

[1]D+29
[2]アスケーテンツォルン:ダメージ+15%
[3]命中+30 魔命+30

命中重視と手数重視を切り替えることができる「グランツファウスト」。
命中確保の新しい選択肢になる「ヴァルガプルニカワ」。

「グランツファウスト Rank:15」の格闘スキル+ を反映した命中は +256 で、いまどきの格闘武器と比べるとさほど高くはありません。
「カランビット」や強化前の「サクパタフィスト」より低い値です。
しかし、アフターマス Lv1 をつけると、トータルの命中は +286〜305 まで上昇。
最大効果時は、格闘武器のなかで 1位の命中を持つことができます。

このレベルの命中を持つ格闘武器は、これまで他には「カマッパンス+1 Rank:15」(命中+297)しかありませんでした。
ソロで手に入れるのがかなり難しい武器です。

ここに「ヴァルガプルニカワ」が加わります。
最終段階はソロでは厳しいようですが、命中は +294 でトップクラス。
ソロでも結構なところまでは作れるらしいので、第4段階目まで作るとすると +278。
第4段階でも「サギッタ」(+276)を超えます。
強化の難易度しだいでは、比較的手軽に手に入る命中ブースト用格闘武器になるかもしれません。

そして、「グランツファウスト Rank:15」は、攻撃が十分に当たる相手ならアフターマス Lv3 で手数を増やすことができます。
同じ武器のまま、状況によって命中重視と手数重視を使い分けることができるのは、ミシックウェポンの便利なところです。

▽比較:乾坤圏 Rank:15

D+144 隔+79 格闘スキル+269
ガードスキル+269 魔命スキル+228
マーシャルアーツ効果アップV オーバーロード制御
連環六合圏 アフターグロウ
アフターマス(オートマトン含む):命中+/攻+
/時々2-3回攻撃
Lv99〜 か

[1]D+24
[2]連環六合圏:ダメージ+15%
[3]命中+30 魔命+30

高火力高負荷アタッチメントを使うなら「乾坤圏」。
盾マトンには「ヴァルガプルニカワ」。

「乾坤圏」を装備していると、「オーバーロード制御」の効果でアタッチメントの負荷が 3分の1 に減ります。
オートマトンの火力を引き上げるには、アタッチメントに「フレイムホルダー」や「アイスメーカー」をつけるのが定番。
急激に負荷が上がるアタッチメントなので、「乾坤圏」の「オーバーロード制御」は欠かせません。
攻撃型のオートマトンで役に立つ武器です。

「ヴァルガプルニカワ」はオートマトンの Lv が +3 上がるのが大きいです。
レベルにあわせてステータスも上昇。
特に防御力が大きく増えます。
盾向きのアタッチメントは負荷が上がりにくいこともあわせて、盾オートマトンと相性が良い武器になりそうです。

もっとも、攻撃型オートマトンでも「フレイムホルダー」を使わずに「ヴァルガプルニカワ」で Lv を上げた方が良い可能性もあるので、実装後に確認する必要はあると思います。

▽比較:ウルスラグナ Rank:15

D+158 隔+81 STR+50
格闘スキル+269 ガードスキル+269
魔命スキル+228
ビクトリースマイト アフターグロウ
アフターマス:時々3倍撃
Lv99〜 モか

[1]D+20
[2]ビクトリースマイト:ダメージ+10%
[3]STR+20 DEX+20

3倍撃の「ウルスラグナ」。
物理ダメージ上限+ とクリティカルの「ヴァルガプルニカワ」。

どちらも通常打撃ダメージに特化した格闘武器。
「ヴァルガプルニカワ」と性能が直接競合するのは「ウルスラグナ」だと思います。

1撃の最大ダメージは「ウルスラグナ」の 3倍撃の方が大きくなるはずです。
しかし、「ウルスラグナ」の倍撃は、マルチアタックのはじめの 1撃目にしか発生しません。
左手 3回+右手 2回の合計 5回攻撃が出たとしても、3倍撃になるのは左手の 1回目だけです。

「ヴァルガプルニカワ」の物理ダメージ上限+ は、マルチアタック全段に有効。
クリティカルもマルチアタック全段で発生する可能性があります。

このため、マルチアタックが増えるほど、「ヴァルガプルニカワ」の削り能力は「ウルスラグナ」を上回るようになると思います。

WS のダメージも、「ヴァルガプルニカワ」の方が大きくなりそうです。
「ウルスラグナ」の 3倍撃は WS に乗りません。
「ヴァルガプルニカワ」の物理ダメージ上限+ とクリティカルヒット+ は、どちらも WS のダメージを引き上げることができます。(クリティカルヒット+ は「TP:クリティカルヒット確率修正」の WS のみに有効)

「ウルスラグナ Rank:15」は「ヴァルガプルニカワ」の 2倍の STR がありますが、これがどれほどの強みになるかはわかりません。

今の時点では、「ウルスラグナ Rank:15」のメリットは次のようなものが考えられます。
  • 支援が弱い状況では、物理ダメージ上限+ より倍撃の方がダメージを出しやすい。
  • 倍撃は効果が重複したときのダメージの増加量が大きい。(ウルスラグナ 3倍撃+からくりエンピ防具 2倍撃+胡蝶のイヤリング 2倍撃が重複すると最大 12倍撃)
「ウルスラグナ Rank:15」を選ぶ理由としては少し弱い感じがしますが……

どのように使い分けするかは、「ヴァルガプルニカワ」を作ってから考えます。

ちなみに、倍撃がマルチアタックの 1回目にしか発動しないのは格闘武器だけの仕様です。
他のエンピリアンウェポンは、エンピリアンウェポンでヒットした攻撃のすべてに倍撃が発生するようなので、プライムウェポンに負けないダメージを出せると思います。

▽比較:ゴッドハンド Rank:15

D+197 隔+138 魔法ダメージ+155
格闘スキル+269 ガードスキル+269
魔命スキル+228 ストアTP+10 TPボーナス+500
四神円舞
アフターマス:連携ボーナス+ マジックバースト+
究極連携
Lv99〜 モか

[1]D+24
[2]四神円舞:ダメージ+10%
[3]命中+30 魔命+30

アフターマスで連携の瞬間火力が上がる「ゴッドハンド」。
アフターマスでダメージ全体が引き上がる「ヴァルガプルニカワ」。

「ゴッドハンド」はやはり究極連携が一番の特徴。
究極連携はダメージ倍率が高いうえに、アフターマスの連携ボーナスも乗るので、敵の HP を一気に消し飛ばすことができます。

「ヴァルガプルニカワ」は、アフターマスがつくとすべてのダメージが引き上がります。
物理ダメージ上限+ は通常攻撃にも WS にも有効。
多段 WS では 1ヒットごとのダメージが上がるようで、大きなダメージアップが期待できます。

最近の攻略型コンテンツでは WS で連携することが減っているので、「ゴッドハンド」などイオニックウェポンにアフターマスをつけるメリットが少なくなっています。
前衛の火力が上がって、連携するより WS 連打した方が効率が良いのだと思います。

そのため、十分な支援を受けた状態でプライムウェポンにアフターマスをつけたとき、「TPボーナス+500」以上のダメージを出せるようなら、コンテンツ攻略の主力はプライムウェポンに変わるかもしれません。
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posted by Madalto@芝鯖 at 00:16| Comment(4) | 武器防具